【マウスピース矯正ってなに？】

 

マウスピース矯正とは、透明のマウスピースを口の中にはめて新しいものに段階的に変えて歯を徐々に動かしていく矯正方法です。

 

〈メリット〉

・透明なので周囲の人に気づかれにくく矯正治療ができる。

 

・取り外しが可能

取り外し可能なので、歯磨きや食事を今まで通り行うことができます。

　そのため、ブラケット装置の様に食べ物がはまりやすいことがなく食事のストレスがかかることがありません。

 

・痛みが少ない

　矯正治療は歯を動かそうとする時に痛みが出ます。

　特にブラケット矯正の場合には調整をした時にワイヤーをしめるので違和感や痛みがでて慣れるまで数日かかることがあります。

　マウスピース矯正の場合にはⅠ枚のマウスピースで動かせる距離も0.25ミリ程度なので、適度な力で痛みも少ないです。

 

〈デメリット〉

・必ずしもマウスピース矯正できるわけではない

　抜歯を伴うほどのガタガタの歯並びの場合にはマウスピース矯正が適応にならない場合もあります。

　その場合にはブラケット装置をして歯並びがある程度整ってから、マウスピース矯正に移行できる場合もあります。

 

・歯ぎしりで割れてしまうことがある

　マウスピースは薄い素材でできていて、就寝中の装着する必要があるので歯ぎしりが強い人の場合マウスピースが割れてしまうことがあります。

　また、日中も装着するので、ストレスなどで食いしばりがあると動揺にマウスピースが破損してしまうことがあります。

 

・適切な時間装着しないと効果が期待できない

　取り外しができる点はメリットですが、取り外しにしたままの時間が長くなってしまうと適切な効果が得られなくなってしまい、治療期間がのびてしまうことがあります。

　決められた時間は必ず装着する必要があるので、患者さんの協力と意志が必要です。